鹿児島県と三陸沖の領域で地震活動について解説しています。特に三陸沖での活動は今後の動向に注意が必要です。
鹿児島県薩摩
2025年11月3日19時18分頃に鹿児島県薩摩地方の浅い場所で、M4.2の地震発生しました。この後、複数回有感地震が相次いで発生する異例の推移を辿りましたが、11月4日以降の推移は静穏状態となっていますので、一時的な活発と判断しました。
現在の九州地方は、活動期に入っていると考えられ、規模の大きめの地震が頻発する時期に当たりますので、注意が必要です。それが分かるのは以下の図になります。


活発化している領域を数十km四方で囲み、深さは30kmよりも浅い地震に。そして、観測点を多く増設した1996年以降の有感地震データに限定してみました。これだけでも、日向灘の地震前後に内陸で地震活発化している領域の一つであることが分かりますので、地殻変動の影響を受けている可能性は大きいと言えます。
このように中長期的に見ると、複数回有感地震が相次いで発生するのは異例の推移だということが分かりますので、今後近い将来に大地震が発生するリスクのある領域であることは間違いないかと思われます。
直下の断層由来で発生する地震は、近辺だと緊急地震速報は間に合わず、その場で淩ぐと言ったことは困難ですので、家具の固定などの普段からの事前対策が鍵となります。
その他、火山活動によるものかどうかも気になるかと思いますが、火山のある領域から少し離れていて、どこでも起きる可能性のある断層由来の地震である可能性が高いので、関係ないかと思われます。
三陸沖


2025年11月1日頃から三陸沖の海溝寄り付近で地震活動が活発化していることを確認し、規模の大きめの地震が複数回発生しています。今回も特に何も起きずに終わる可能性は高いですが、11月1日以降、規模の大きめの地震が複数回発生していますので、暫くは注意となります。
過去には結局大地震に発展してしまった事例もあり、実際に2011年の東北地方太平洋沖地震(M9.0)では、発生の1か月ほど前に、異常なスロースリップによってるM4以上の地震が多発していたことが分かっています。
その他、アウターライズの領域でも1か月ほど前から暫く異常な推移を辿っていましたので、この領域における地震にも注意が必要となります。


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