沖縄トラフ沿いで地震活動が活発化

地震活動の情報

概要

宮古島の海域にて地震活動が活発化しています。
宮古島の海域ではM2~5程度の地震が相次いで発生しています。2月21日に地震活動が活発化しその後に収束したかのように見えましたが、25日ころから再活発していることを確認しました。
2月28日の正午までのM4以上の履歴は以下の通りで、無感を含まれていて、明らかに活発であることが分かります。

  • 2月26日15時20分(M4.3)
  • 2月26日19時2分(M4.3)
  • 2月26日19時12分(M4.3)
  • 2月26日21時2分(M4.1)
  • 2月26日21時6分(M4.4)
  • 2月26日23時15分(M4.2)
  • 2月27日3時51分(M5.2)
  • 2月27日8時6分(M5.0)
  • 2月17日11時55分(M5.4)
  • 2月27日12時19分(M4.4)
  • 2月27日12時45分(M4.7)
  • 2月27日14時50分(M4.5)
  • 2月27日15時11分(M5.0)
  • 2月27日15時43分(M4.8)
  • 2月27日20時1分(M4.9)
  • 2月27日23時48分(M5.6)
  • 2月27日23時50分(M4.2)
  • 2月27日23時54分(M4.3)
  • 2月28日8時55分(M4.8)
  • 2月28日10時49分(M5.6)

また、推移状況の特徴は、逆断層タイプの地震が多かったのですが、今日の地震推移はいずれも正断層タイプの地震へと変わりつつあります。この状況から考えられる推移は、「フィリピン海プレートの動きによって琉球海溝沿いの力の変化が陸側にも影響を受けたおかげで圧縮力に伴う逆断層タイプの地震が多発し、その影響を受けて今度は沖縄トラフにおける背弧海盆の拡大運動が強まったことで正断層タイプの地震が多発しやすくなった」という見方ができます。

歴史

宮古島では過去に津波を伴う大地震も確認されています。活動域近辺では
1938年にM7.2の地震が発生しています。この地震では、平良港に高さ約1.5mの津波が押し寄せたとされ、、桟橋の流出などの被害があったとされています。

沖縄県の琉球海溝沿いの巨大地震については、メディアなどではあまり取り上げられたことはありませんが、1771年に大津波を伴う巨大地震が発生していて、津波は30m程度遡上したと推定されています。この地震は謎が多く、地震の規模はM7.4とされているのですが、地滑りを含めて考慮しても説明不可能な部分もあるので、個人的にはM8.5程度以上の地震であった可能性は否定できないのかなと思っています。

このように沖縄地方でも大津波が襲うほどの巨大地震の履歴はあります。中には「沖縄には地震津波は来ない」と思っているかもしれませんが、津波の痕跡がある時点でその根拠はどこにもありません。「阪神・淡路大震災」も同じく、起きる前ではしばらく静穏期間であったゆえに、「西日本には大地震は来ない説」が信じられていましたが、発生したことでその説は完全に誤りであったということが証明されました。

日本では地震の知識は必須です。完全な無知な状態では備えようとしても意味がありません。「知って備える」というプロセスは決して忘れてはいけません。


地図で見る 日本の地震 [ 山川 徹 ]

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